気象庁の緊急地震速報を本格導入するマンションが増えている。積水ハウスなどが横浜市に建設中の大規模マンションに日本最大規模のシステムを導入する。大京は2007年春以降に着工するライオンズマンションに、東京建物は07年秋以降首都圏で新規販売する「Brillia(ブリリア)」全戸に導入する。06年秋にシステムを開発した三井不動産レジデンシャルは08年1月以降に竣工する東京都内の新築マンションに標準装備する。
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緊急地震速報システムは、地震の発生直後に、震源に近い地腱計でとらえた観測データを解析して、震源や地震の規模(マグニチュード)を直ちに推定し、各地の主要動の到達時刻や震度を推定して知らせる。情報を利用して、電車やエレベーターをすばやく制御し、危険を回避するなど被害軽減が期待されている。07年10月1日から一般提供を始めた。積水ハウスの緊急地震速報システムは、同社と東京急行電鉄、相鉄不動産が開発中の「グランドメソン東戸塚」(横浜市戸塚区)743戸の全住戸内に導入され、日本最大規模のシステムになる。大京は「マンション緊急地震速報システム」を開発し、07年春以降に着工するライオンズマンションに順次採用する。既存のマンションについても、大京アステージ(旧大京管理)がインターホンのリニューアル時刻に合わせて、管理組合に提案していくという。同社のシステムは、地震発生後、気象庁が提供する緊急地震速報をマンション内にある受信装置が受信すると、地震データを解析し、震度「5以上」「3以上5未満」の予測地震について、マンション内にあるインターホン用の警報監視盤を通して各住戸に配信し、2種類の特報パターンでテレビモニター、音声で発信する。震源に近いところでは情報が間に合わないといわれる緊急地震速報だが、マンション内に地震感知センサーを設置し、各住戸に警報を発信する。東京建物は、07年秋以降に首都圏で新規販売するブリリア全戸に導入し、10月の気象庁の本格運用開始後から稼働させる。震度3以上の場合、各住戸のインターホンに音声と画像表示でー定時開発報する。関連会社「つなぐネットコミュニケーションズ」が回線部分の提供と遠隔監視を含む保守を担当し、管理組合や居住者に一元的に対応する。三井不動産レジデンシャルは、緊急地震速報を活用した地震防災システムを開発し、東京都内の新築分譲マンションに導入し始めた。都内以外のマンションの導人については今後検討していくという。予測震度、大きな揺れが到達するまでの時間をもとに、「震度4以上」の地雲について各住戸、共用部に音声などで警報を発信する。エレベーターは最寄り階に自働停止し、共用部のオートロック扉は一時的に解錠する。システムの開発に合わせて同社は、入居者向けに「緊急地震速報利用マニュアル」を作成する。
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