ITバブル崩壊による”デフレ経済”といわれる中で、全体の業績が比較的堅調なのが、およそ1600社で21万人の従業員を抱える医薬品業界だ。最近では、世界的な事業再生も多く、かなり活況な業界だ。年収が高いことでも知られ、従業員1人当たりの平均年収は、エーザイや武田薬品工業が1000万円を超し、藤沢薬品工業、三共、第一製薬なども800万円台後半になっている。売上高に占める研究開発費の割合は、株式公開企業平均で10%を超す。製造業の平均が2%前後であることを見ても高水準にあり、それが原動力の一つとなっている。2001年9月の中間決算でも大手を中心に増収増益だった。その医薬品市場(生産額)は、2000年、6兆1826億円。医家薬と呼ばれる医療用5兆3763億円、大衆薬など一般用医薬品は8063億円で、その比率は87%対13%。ほかに輸入医薬品が6159億円あった。
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